浮気相手との直接対決へ。助手席から溢れる痕跡

結婚生活１７年目にして、旦那の浮気が発覚。
長い結婚生活の中で築いた信頼が
一瞬で崩れる経験に直面。
浮気のショックから少しずつ見えてきた
今後の道を模索中。
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いよいよ、浮気相手と直接対決に出ることを決意した。
試合会場は県を跨いで約70キロ。遠い（笑）
一緒に行ってくれそうな友達は1人いたけど、その日は仕事で無理。この際、娘を連れて行こうかとも思った。だいぶ心強いから。でもその日は夕方からバイト。時間的に間に合わなさそうで断念。結局、ひとりで行くしかなかった。
行きの車の中、考えることといえば不安ばかり。
「ここまでして、もし居なかったらどうしよう」
「逃げられたらどうしよう」
「まさか旦那に逆ギレされたら？」
そんなことばかり頭をよぎって、心臓が口から飛び出しそうなくらい落ち着かなかった。
1時間50分のドライブの末、ようやく会場に到着。
ばったり鉢合わせしないように、試合が始まっている時間を狙って家を出た。まずは旦那の車を探すことに。駐車場はそれほど広くなく、車はすぐに見つかった。
「彼女が乗ってきた痕跡でもあれば、言い逃れできないんだけどな…」
そんなことを思いながら助手席を覗くと――
あった。というか、ありすぎた。
助手席には女物のポーチがいくつも散らばっている。まるで証拠品の展示会（笑）
もう言い逃れなんてできない。
痕跡どころか、痕跡のかたまり。
その瞬間から、私の鼓動はさらに速くなった。
さあ、ここからが本番。